関節リウマチはおもに手指や手首、肩、膝などの関節に炎症(腫れ)や痛みがみられ、さらに病状が進行すると関節破壊や変形などの症状が現れる病気のことです。この病気は、女性の患者数が多いのも特徴で、男女比は1:4程度と言われています。また好発しやすい年齢として、30~50代に起きやすいとされていますが、高齢者になってから症状が現れたというケースも少なくありません。
初期症状
主な初期症状は、朝方(起床時)に手指などの関節がこわばる、関節に腫れ(関節炎)や痛みがでる、可動域の制限がみられるようになる、などです。
診断・治療について
超音波検査でリウマチを早期に診断します
リウマチは関節を破壊する病気ですが、レントゲンで関節の破壊を認めてから診断するのでは早期発見にならず、リウマチが進行してしまうケースがあります。
当院では、関節超音波検査を行うことによって、関節が破壊される前のリウマチの早期診断をおこないます。超音波検査で関節内の腫れ、炎症をみることで関節が破壊される前のリウマチを診断することが可能です。
治療について
関節リウマチによる関節の痛み炎症に対して症状の改善と変形の予防を目的とした薬物治療を行います。抗リウマチ薬、生物学的製剤を用いた薬物療法が主流となっています。必要であれば生物学的製剤を用いた治療を行っている近隣の医療機関の紹介など病状に合わせた、治療を提供します。